その場は沈黙が続いた。
私の答えをみんなが待っていた。






正直、どっちも嫌...。
まぁそんなことは言えるわけ...ない。





でもそれが本当の気持ち...。






正確に言うと
どちらを選ぶかよりも

なんと言おうか、で悩んでると
言ったほうが正しいかも。


「....」











いつまでも答えを出さず




もじもじと悩んでる私を見て
宇都宮彪牙は微かに苛立っているようにも見えた。





それを証拠に立ったり座ったり
トイレに行ったり、頭をかいたり
ジッとすることが出来ないようだった。



(...もー。気が散る...)