『だから』とだるそうに
話を進めようとした宇都宮彪牙を
横に匠くんがイキナリ割り込んできた。
「....2つ....選択肢?
何と何なの?」
今度は匠くんに聞いたのだが
割り込まれたのが気に食わなかったのか
次は宇都宮彪牙が割り込んでくる。
「イジメか無法地帯ってもんだろ」
私は驚愕した。
『イジメ』『無法地帯』!?
どちらも聞いて心地の良いものじゃない
ということは確かだ。
....違う。心地の良いものじゃないとか
そういう次元じゃない....。
どちらも最悪最低な言葉である。
「イジメも無法地帯も言い過ぎといえば
言い過ぎだが、簡単に言えばそうなるな。」
....私は恐る恐る理由をきいた。
すると間髪入れずに匠くんが答える。

