「こんちわぁっス!」

宇都宮彪牙を先頭に
私たちが入ると体育館に元々いた部員達が
挨拶をしてくれた。

うーん....それにしても....
ここって....どこ見ても


男!男!男!男!男!!!!


男ばっかり!!!


しかも....何故!?

ひっとりも顔がイケてない人が
い な い!!

皆さん全員イケメンさん!


「ジロジロ物色してんな」

と宇都宮彪牙が一言。

「してないし!!!!失礼な!」


「ふはっ!すげぇ迫力w」


不意打ちとはいえ、ドキリと胸がなった。

その『笑顔』にだ。


........お世辞と言いたい....
私だって言いたいけど....


宇都宮彪牙....

このバスケ部の中でも
一番にイケメンだ....



スラリと高い身長に
真っ黒でもなく真っ白でもない
丁度いい肌色。
顔に至ってはパッチリとしたおっきな瞳の上に綺麗な二重。
....もう言い出したらキリがない....

それくらいよく見れば見るほど

天賦の才能....じゃないけど。
とりあえずイケメンすぎる....



....女嫌いさえ。
いや、性格そのものを直せば
この学園の女の子全てを奪えるだろうに。


もったいない....。



ってか、改めてよくわかった!

女子マネが辞めてく理由!
こんなイケメンだらけの部員達....
そしてコイツ宇都宮彪牙に

毎日毎日避けられるんだったら
もう身が持たないわな!


そりゃ辞めるね!

うんうん!....ってあたしは....?


大丈夫だよね....
なんかめちゃくちゃ不安~っ!




「あ、きたきた」


と匠くんが私の後ろを見ながら言う。

あ、後ろ....まさか、あの噂の二人が....?



「誰それ?」




うわぁーーーー!((ヽ(゚ω゚;;;)ノノ))
きたぁーーー!


後ろ振り向ききれなーーい!泣