「おまっ、余計なこと
話してんじゃねーよ!!」

宇都宮彪牙が慌てて
飛び起きた。


「いいだろう?
雪乃さんはマネになる人だ。
それくらい知っておかれた方がいい」



え、なに、
マネになるとかまだ何も言ってないよ!?

でもそれを言える雰囲気じゃなかったので
いうのをやめた。

「....深くは話すなよ」


と宇都宮彪牙は吐き捨てるように言うと
また寝転がった。



「今までのマネージャー達が
辞めていった理由は彪牙の
女嫌いのせいなんだ。」



ーーーーーーえ。


「なんで宇都宮彪牙のせいで
マネが辞めてっちゃうんです?」


「彪牙は主将でね、リーダーなんだよ。

彪牙はそんなつもりじゃないんだけど
女嫌いのせいでマネ達を全シカトしてるみたいになっちゃって。
すると後輩たちも空気読んで同じことをするんだ。彪牙が怖いから。
俺たちもフォローするんだけどね
やっぱり我慢出来ないみたいで
辞めてっちゃうんだよ」



「....そ、そうなんですか」

女嫌いも大変ね....
ってか最低....



そんな訳があったとは....
初めて知った....


....ん?



いや、ちょっと待った!!!



「私も女ですよ!?」


私は叫んだ。



だって、なんか
私が女じゃないみたいな言い方なんだもん

ひどい!