ダムダム....ダムダム....
バスケットボールの弾む音が飛び交う中、私は困っていた....。
隣にずーっと、彪牙がいることに。
「ね、ねぇ?バスケしないの?
皆練習してるよ」
恐る恐る声をかけてみると
彪牙はこっちを見ずに「俺は練習しなくてもいいんだよ」と言い放った。
それって、つまり....
「俺上手いし」
....やっぱり。
なんなんだ、この男は。
自意識過剰ですか....。
ま、ほんとに上手いけどさ。
「でも匠くん、怒ってるよ?
ほら、見てみてよ。匠くんずっと彪牙のこと睨んでるよ。」
「おう」
「えー....」
おう、じゃないでしょーっ。
私と話してるせいでサボってるって思われたらどうすんのよっ。
「なんでずっと私の隣にいるの?」
思い切ってそう聞いてみると
彪牙の耳がぶわっと赤くなった。
?
「べ、別にっ。
自意識過剰だろっ。別に、俺がここにいたいから、ってゆーか。
ここが俺の指定席なんだよっ、いつもの場所なの。
そこにお前がたまたまいるだけっ。」
「えっ、....あっ、そうだったの!?
ごめん。じゃあ私、向こう行ったほうがいい?」
「........そんなんゆってねーし」
なにそれ....。
駄々っ子みたいな....。
「俺、SPのことまだ承認したわけじゃねーから」
「え?」
いきなりさっき話してたSPの話題を引っ張り出してきた彪牙の顔を見てポカーンとしてる私。
「なんか、違う。
お前は守ってやんねぇといけねぇ気がする。」
「....どういうこと?」
「知らねー」
「なによそれ(汗)」
「とりあえず、俺はお前のこと守るからよ、安心しとけ」
「あ、うん....。ありがとう」
「....分かったんならよし」
思ったんだけど....彪牙って....
「優しいんだね。」
そう素直に言うと
彪牙は顔を真っ赤にして「アホか馬鹿!!」と大声を出された。
....褒めたのに....。
ていうか、アホか、馬鹿かどっちかにしてよ....(汗)

