マネって....
なんのマネ!?


なんか....嫌な予感しかしないんですけど。



私が呆然と黙っていると
宇都宮彪牙が


「はぁ!?ゼッテェ嫌だぞ!
何言ってんだ亮太!!!」



それを無視するように
哀川匠が亮太....くんに問いかける


「どうしてそう思うんだ?」



「ん〜?だって前のマネやめちゃったじゃん。」



「いや....それはそうだが。
何故雪乃さんを?」



「この人女の癖に度胸あるしさ〜
何よりなんかおもしろそ〜じゃん。
大体顔のいい男が目の前にいると
ぶりっ子すんじゃん?
でもこの人、フッツーなんだもん。」




....度胸?


ぶりっ子してないってことは
いいことだろうけど


なーんか失礼な気がするのは
私だけ?




「....まぁ、そうだけど」



納得すんのかよ!!と哀川匠に
心のツッコミを入れてると


哀川匠は話を続けた。



「....もし、雪乃さんが
マネになったとする。
毎日彪牙と口論になるんじゃないか?」


「え〜。大丈夫っしょ。
だってさ〜」



「なんだ?」





コソコソっとわたし達に
聞こえない声で二人は話してる。



そして哀川匠が私の方を見た。






「....よし。雪乃さん、マネになってみないか?」


「なろうよー」




へ!?なに!?
今ので話、まとまっちゃったわけ!?



いやいやいや、


まず、なんのマネか解んないし....




「なんのマネなの?」






私が問いかけると

二人は驚いた。