「...え、ちょ、どこ触って...」
「黙ってろバーカ」
「馬鹿に馬鹿ってゆわれたくない!
ってちょっとーーー!!?」
《グイッ!!》
う、うそ...
あたし...
彪牙にお姫さまだっこされてるし!?
「お、おろして!恥ずかしーってば!」
「ヤダ」
「誰かに見られたらどーすんの!?」
「誰も見ねぇよ
今授業中だぞ?誰が見るんだよ
ここ使ってない四棟だし」
「あ、そっか...。ってその前に
大体あたし、重いし!!きついでしょ?
おろした方が...」
だってあたし体重
41㌔なんだよ!!
デブしか言いようがないよ!
「はぁ?重いー?
全然?お前なんか軽すぎ。3人分はいけんな」
「嘘つき!そんな気を使ったこと言わなくていいよ!逆に...」
「嘘じゃねぇって。
逆に軽すぎて心配になるくら...」
「え」
「..!!」
「彪牙...心配して...るの?」
「そ、そ、そんなわけねぇだろーが!!!」
カァアァァア!!!と顔を赤くした彪牙は
私から目をそらし、そっぽを向いてしまった。
えーっ!うそ...
彪牙...意外に、可愛いところあるんだ
ジーッと赤くなった彪牙の頬を見つめてると
ようやく彪牙がこっちに顔を向けた。
バチッと目が合う。
そしたらまた彪牙は慌てて目をそらした。
「こっち見てんじゃねーよブス!
下ろすぞドブス!!」
「は、はぁ!?な、最低〜!!!
アンタ、あたしのこと心配してたんじゃなかったのーー!?」
「し、してねぇよ!勘違いすんじゃねぇ!」
「ほっっっんと素直じゃない!!この性格ひん曲がり男!!」
「んだとぉ!?この馬鹿ブス女!」
「ブスはアンタでしょーーー!!」
「うるせぇっ!もー行くぞ!!!」
そう言って彪牙は思い切り走り出した。
【ダダダダダダダダ!!!】
「ちょ!はやっ...」
あまりのスピードにびっくりする。
悪戯そうに笑う彪牙を見て
なんだかこっちまで面白くなってきた。
私が笑うと
彪牙が私とやっと目を合わせて笑った。

