「ちょっと!!!!
待ってよ!!」



私は精一杯の声で叫んだ



「なっ?どうしたんだよ、天宮」


彪牙が驚いた表情で私を見た。


「どうしたも何も
もう帰らなきゃでしょ!みんな!
こんな遅くまで!
話し合いなら明日でいいでしょ!!」



「送る。」




「は?送るって俺が送るし。
恭也だけじゃ、頼りになんねーよ」




「頼りになる。
な、雪乃」





「まぁ〜どっちでもいいけど〜
早く帰ろうよ〜、
僕、帰って借りたDVD全部見なきゃなんだよね〜」



「抜けがけの天才の俺が送るて!笑
な?雪乃ちゃーん!
絶対俺と帰った方が楽しいで〜?
ギャグセンス抜群やで!」



「お前たちに任せるくらいなら
俺が雪乃を送ろう。」



「うるせっー!匠!
お前は皐より抜けがけ魔だから
信用性に欠けんだよ馬鹿!」



「信用性?それは彪牙に言われる筋合いは無いんだがな。」



「あぁ!?んだと匠テメェ!」







「コラァァァ!!!!!
いいから!皆で帰ろ!皆で!!!!」





「..................ウス.....................」





(こやつら、何を考えておるのやら!)




私は深く頭を悩ました。
この日は皆が私を送ってくれたんだけど...





「つ、疲れた...(ーー;)」