「さぁて、今日は解散やなぁ!
雪乃ちゃん、頼むでぇ?」
皐くんがこの雰囲気に合ってない
陽気な声をだす。
「な、なに?」
「なにゆってんねん。
明日、俺を選んでくれるんやろ?」
「...わかんないです」
「なんでやねん笑
俺、選ばれへんかったら泣くで?
本気で大泣きやで?
知らへんやろ?俺が泣いたら
全米が驚愕するんやで!」
「ぷっ...なにゆってんですかっ笑
あははっ、全米ってっ!そんなまさか!笑」
思わず、大笑いしてしまう。
「あ、馬鹿にしてる!?
ほんとなんやで!俺ニュース出たん知らんやろ!新聞にもラジオにも!
俺有名人っちゅー奴よ?馬鹿にしたらあかん!」
「じゃあ、今まで知らなかった私は
田舎者っていうわけなの?ふふ!」
「そーいうことや!笑
雪乃ちゃんは田舎者や!
けど、明日俺を指名してくれたら
田舎者から都会人に繰り上げしてやれるで?
どーや?この取引!乗ったか?」
ニコニコ笑いながら皐くんは話す。
イタズラっぽい表情が愛らしい。
「「「「ちょっと待て」」」」
四人の声が揃って
私と皐くんに降りかかった。
振り向くと
皐くん以外のメンバーが
皐くんを睨んだ。
「抜けがけは許さねー、皐」
恭ちゃんがギロりと皐くんをガンつけ、
一歩踏み出した。
ジャリ、と音が同時に聞こえる。
「公平に決めるべきだろう。」
匠くんが黒い笑みを浮かべる、
冷静な口調が今だけすごく恐ろしい。
っていうか...............!

