「雪乃、決まったよ」




匠くんが私の目をジッと見つめる。
真剣な表情で。






「ど〜なったの〜?たっくん〜」



亮太くんがニコニコと笑顔で聞く。





(匠くんに迷惑かけたくない....
5人全員がいいよ....
大体、彪牙と2人きりにもなることになっちゃう....)




ドキドキ胸を鳴らしながら
服の袖をつかむ。


手汗がジワァと滲んできて
自分が緊張してることがわかった。