私は余計なこと聞かなくていいのに!と思いつつ淡い期待を抱いていたようで。






「俺は、どっちでもいいよ」





ズキン....





(やっぱり匠くんは私と
二人きりになるのが嫌なんだ....)





その答えを聞いたとき
ズキズキと胸が締めつけられた。






「閉じて」



匠くんの声と同時に
私を含めて、皆目を閉じた。






「まず....
日替わりSPに賛成の人
手を挙げろ。」





どき。どき。





そして30秒くらい経った




「じゃあ、日替わりSPに反対の者、または5人で雪乃を守るに賛成の者手を挙げろ」





どき。どき。





一応私は2つとも手を挙げなかった。


それを匠くんは何も言わなかったと言うことは、きっとそこの所も匠くんらしく
配慮してくれたんだろう。






「目を開けていいよ」