「彪牙、女性と喧嘩なんて
みっともないぞ!」

「ちっ....」

「お前が悪いんだ
謝れ、雪乃さんに」

「はぁ?なんで俺が...「謝るんだ」

ものすごい剣幕の哀川匠....
こ、怖い....

そんな哀川匠に
さすがの宇都宮彪牙もビビったようで


「....うるっせェなぁ....もう....」



と言いながら宇都宮彪牙は
私の方へと向き直る


そしてダルそうに
「さーーせんしたぁぁ~」


と何とも言えない
ムカつく感じで謝った

(ムッカつくーー!!)


あまりのイラつきに
私は


「ヤダ!!」


とまるで
子供が駄々を捏ねる時に使うような
一言を言い放ちました。


この時
素直に許していれば


あんなことにならずに
済んだのにと


考えると



ほんと
私は馬鹿だったと

そう痛感します....。