「どうしたんだよ。中川。」
その私を襲った男の隣にいた
もう1人の男が心配そうに声をかける。
「なんでこんな先輩達、お前に
怒ってるわけ?」
それに便乗して他の部員らも
声をかけ始めた。
(やばい...バレちゃう!
バレたらここは...無法地帯になっちゃうよ!)
匠くんもそれをいち早く察したのか
「うるさいぞお前たち。
もう消灯時間は過ぎてるんだ。
早く帰り支度をして帰れよ。」
「ういーっす」
...ほっと息をつく。
とりあえずはバレなかったけど
あの中川って男がバラさないわけがない。
きっとバレるのも時間の問題...
もしバレて
また危険な目にあったら...
そう思うと背筋が凍りついた。
もしそうなったら...
マネージャーはやめさせてもらわなきゃ...
ズキ...
胸が傷んだ。

