ピーっ!と笛の甲高い音がして
わたし達はとっさに離れた。
きっと体育館の方からだろう。
「...お、落ち着いたかよ...」
彪牙が顔を赤くして
私に聞くから
私まで顔がもっと熱くなってしまう。
「うん...あ、ありがとう」
「おう...」
「......」
「......」
超無言の2人。
この雰囲気を
どう打破しようか私は必死に考えていた。
そしたら彪牙が
「ま、まぁ!!アレだよなっアレ!
あんまま襲われても俺には関係なかったけどなっ」
なんて言うから
「さいってー!!もぉ!!」
と言い返した。
すると彪牙が
冗談だよと笑うので私も笑った。
これが私達なんだ、って思った。
何となく違和感があったのは
気づくはずもないけど。

