「何やってんの?」
ぎゅっと固く目をつむり
視界を黒く染めていた私の耳に
私を襲おうとしてる男以外の
男の声が届いた。
恐る恐るゆっくりと
涙で潤んだ瞳を開け
声のする方へと視線を向けると
「天宮を離せ」
そこに立っていたのは
彪牙だった。
でもいつもの彪牙じゃなくて
今そこにたっている彪牙は
まるで殺人事件でも起こしかねない
そんな気迫と迫力を兼ね揃えた
ヒトコトでいうと
モノっっっすごい怖い顔で
この私の前にたっている男を睨みつけていた。
だけど男は全く動じないようで
ニヤニヤと笑った。
「キャプテーンじゃん
カッコイイっすねー。ははっ(笑)」
「あ?」

