「う....わぁ....」




部室に入ったまではよかった。


うん。
よかった....のだが、



「きったな....!」



そう、あまりの汚さ、散らかりように
私は目を大きく見開いてポカーンとしてしまっていた。


床に転がる、
中身がないアクエリアスが数本
明らかに何日も洗ってないだろうタオル
お菓子の袋、カス。
壁にはバスケット選手のポスターが
上から上からと何枚も貼られ
古いものは全て床に放置されてる。

今はつかわれてないのか
古いバスケットボールはランダムで転がってるし

ロッカーは開いてて
そこから異様な匂いがすると思い
覗くとカビのはえたパンが食べかけになって忘れ去られていた。



「!!」



しかもエッチな本が
ポツポツと置かれていて

私は腰を抜かしそうな勢いで
しゃがみこんだ。