「大変です!! 中西さんの状態がっ。 急いで、担当医を呼んでください!!」 点滴のために、梨乃の部屋にきた看護婦さんは、 ナースコールを押し、担当医を呼ぶように言った。 「中西さん、大丈夫ですか、聞こえますか!?」 担当医はすぐに来た。 「心拍数、脈拍数、共に下がっています。」 「お姉ちゃん?」 水菜ちゃんは、煩くなって来たからなのか、目をさました。