俺は七夕の夜、たくさんの星を眺めながら、陽菜に電話をかけた。
会ってしまうと、また気持ちが大きくなることはわかっていた。
もう、俺の中で決まっていたのかも知れない。
俺が好きなのは、陽菜。
俺が一緒にいたいのは、陽菜。
俺を一番好きでいてくれるのは、陽菜。
俺が将来一緒に生きていきたいのは・・・陽菜。
陽菜、好きだよ・・・
心の中でそう呟きながら、隣にいる陽菜に、いじわるを言いながら、星を眺めた。
二股とか、浮気とか、軽はずみな行動が俺は一番嫌いだった。
だから、陽菜を選ぶことができずに苦しんだ。
でも、佐知子にしがみついている意味が、自分でもよくわからない。
もう、俺の心は100%陽菜に奪われているのに・・・
俺は、佐知子に、別れを告げようと高校へ向かった。

