新井先生じゃなく、私を好き? 「そ、そ、そんなぁ・・・嘘だぁ・・・」 王子は、私の頬にキスをして、その次は鼻にキスをした。 「陽菜が好き。」 ゆっくりと気持ちを込めてそう言ってくれた王子は、 今度は私の右の目にキスをした。 私は体が熱くて、燃え出しそうだった。 気付いた王子がクーラーを強めてくれた。 ガタン―― 器用な王子が、助手席のシートを倒した。 え、えぇ~ もしかして?