隣を歩いてみて、改めて、優雅のルックスの良さがわかった。
道を歩く女性が、みんな優雅を振り返る。
「あんた、でかいね~!」
見上げるほど大きい優雅は、優しい笑顔で微笑んでくれる。
「優雅、彼女いるんでしょ?」
「いたら、陽菜ちゃんを追いかけたりしないよ。」
優雅は、キザなセリフがよく似合う。
「見たんだよ。金髪の美人なモデルみたいな人と歩いてた。」
優雅は、両手で頭を抱え、しまった~って顔をした。
「留学先で付き合ってた彼女なんだ・・・俺に会いに、わざわざ日本に来た。だから1回だけデートしてたんだよ。誤解だよ!」
イタリアから日本に追いかけてくるなんて、相当優雅が好きなんだね。
想像通り、彼女はイタリア人と日本人のハーフなんだと知った。
「誤解?別に、優雅に彼女いてもいいもん!そんなに愛されてるんなら、付き合ってあげなよ!」
私を好きだと言ってる優雅にとって、傷つく言葉だったかも知れない。
「ひどい・・・俺は、陽菜ちゃんが好きなのに。」
「でも、嬉しそうに腕組んでたじゃん!」
「えーーー!!違うって!イタリアでは、あれが普通で!!全然、俺そんな気、ないんだって!!」
必死になる優雅がかわいくて、思わず吹き出してしまった。
優雅と話していると楽しい。
ドキドキはしないけど、優雅の純粋なところが本当にかわいいよ。

