私はすねた顔をすぐに笑顔に戻し、王子の方を見た。 「マジですか!!嬉しい!!」 「陽菜、悔しいけど、かわいいなぁお前。」 ドキドキドキドキ・・・ 「あ、今日陽菜に俺まだ『好き』って言われてないよ。毎日言ってくれるんじゃなかったか?」 王子は、真っ赤になっている私に気付いたのか、私の頬に少し触れて笑った。 「なぁ!!いつもみたいに言えよ。好きって。」 だめだって。 心臓がぁ・・・ すごい音を立ててる!!! ドSな王子。