ライバルになる可能性はなさそうだ。 確かに目を奪われる美しさだけど、好きになるタイプではない。 やっぱり私は灰皿王子かなぁ・・・ と、市役所に視線を移す。 私は、手に持っていたお気に入りのクマのシャーペンを床に落とした。 灰皿王子・・・ 誰かと一緒にタバコ吸ってる。 しかも女。 ため息が教室に響く。 私は、誰かに恋がしたかった。 ふと目が合ったのは、汗かき王子。 でもなぁ あんただって彼女いるじゃん・・・