「酒は飲むなって言わなかったっけ?」

「……だって、潤いるときは良いって…それに、ここ家だし……」


あまりの痛みに涙目になりながらも反論する。

そんな私に、功希は深いため息をついた。


「……ほんとバカだよね。なんで俺が飲むなって言ったのかちゃんと理解してる?」

聞かれて、つい首を傾げる。

すると、呆れたらしい功希はそのまま潤の元へと向かった。