「じゃあ、潤と莉乃さんは、莉乃さんの初恋を
応援するって形で親友になったんですね!」

「そうなんですよー!あのときの潤、怖い嫌だって言いながらも協力してくれて。結局優しいんですよねー」


わいわいと潤の話で盛り上がる。

お酒をテーブルに置いて話していれば、いつの間にか時間が過ぎていった。



「…わ、もうこんな時間なんですね」

「ん~、ほんとだぁ。そろそろ片づけないと」


もうそろそろ功希が帰ってくるだろうし。

そう思って立ち上がる。


そのとき、ふらり、と酔いの回った体は斜めに傾いていった。