放課後、帰りのHRが終わるなり急いで図書館へと向かう。 2年の私たちよりも少し早く授業が終わる先輩たち3年で図書館は既に満員状態だった。 これは先輩見つけても席がないかもしれない… きょろきょろと辺りを見渡す。 そして、机に向かって熱心に勉強している先輩の姿を見つけた。 近付いて、肩をとんとん、と叩く。 振り向いた先輩は、隣の椅子の上に置いてあった荷物を自分の椅子の下へと移動させた。