「何それ……ギャグ?」


ポタポタと水を滴らせている私を見て笑う。

最初はこらえた感じの笑い方だったのに、最終的には隠そうともせず声を上げて笑っていた。


は、恥ずかしい………っ!

穴があったら入りたいっていうのは、こういうことを言うんだなぁ、と再認識している中、どうやら水やりを終えていたらしい先輩はホースを巻ながら近付いてきた。


「………着替えとか持ってきてないの?」


「……はい。なので、今日はこのまま急いで帰ります」


そう言った瞬間、顔をしかめた先輩は、突然目の前でシャツを脱ぎ始めた。