「帰らないの?」


腕まくりをした私を見た先輩は聞いてくる。

最初は一言言うつもりで来たけれど、先輩が何かをしているというのなら、手伝わないわけにはいかない。


「はい!お手伝いします!」

そう言って近くにあったホースを蛇口に繋ぐと、キュッと捻った。