「別に1人でやろうとしなくても良いと思うんだけど。何のために俺がいると思ってるの?」 顔を上げれば、ツンと軽く小突かれる。 「次は離乳食作りだって。行くよ」 そう言って差し出された手を握った私は既にご機嫌で。 我ながら単純だな。なんて笑ってしまった。