「では、お風呂の入れ方を説明します」 先ほどと同じように、頭と首を支えながら、赤ちゃん用の小さなお風呂で丁寧に体を洗おうとする。 けれども、片手で支えるのは思った以上に負荷がかかり、重さでだんだんと手が下に下がってしまい、危うく赤ちゃんの耳元までお湯の進入を許すところだった。 「ど、どうしよう功希っ」 半泣きで助けを求めれば「貸して」と言われ、交代する。 そして、次の光景にとてつもなく落ち込んだ。