お母さんに付き添われながらもタクシーで病院へと向かう。 与えられた病室でしばらく待っていれば、慌てた様子で功希が駆け込んできた。 「ほんっとにバカ。心配したんだからな」 「もっと緊張感持って」と言われて謝れば、再びあの傷みが襲ってきた。 慌てた功希がナースコールを押せば、すぐさまやってくる医師と助産師さんたち。 連れられるまま入った分娩室で、私は死ぬかと思うぐらいの痛みを代償に、玉のように可愛い赤ちゃんを授かったのだった。