「赤ちゃん、出来たみたいなの……っ」 「うん」 「ありがとう」と何度も言って私の髪の毛を掻くように撫でる。 優しく受け入れてくれた功希は、私の体を労るように支えてくれた。 「病院行こう。一緒にいるから」 「うんっ……」 喜んで、受け入れてくれた功希にホッと笑顔がこぼれる。 私が笑えば、功希も私の頬をつまみながら爽やかに笑った。