私の意地悪な旦那様



「何?お腹痛いの?」


家に帰ってソファーに座っていれば、どうやら無意識にお腹をさすっていた。



「あ、えっと、その………」



さっき潤に言われたことを思い出し、功希にも話そうと口を開いて……噤んだ。


いきなりこんなこと言って、拒否されたらどうしよう。

かと言って、私にはおろすなんて考えられない。


「いや、あの、今日潤と会ってねー、太った?だなんて聞かれちゃったよー」



悶々と考えていた私は、本当のことを口に出すことが出来なかった。