その後は、先輩に腕を引かれて歩く。
ずいずいと進む先輩はなんだか怒っているようで、はっとさっきのことを思い出した。
やっぱりまだ、電話しないで移動したこと怒ってるのかな……。
携帯を開けば、着信12件という表示があり、それら全ては先輩からのものだった。
こんなに迷惑かけて、ほんと消えてしまいたい………。
ずーんと沈んでいれば「着いたよ」と言う声に顔を上げる。
気付けば出店のあった場所とは違いとても静かで、促されるままに先輩の隣へと腰を下ろした。
「……あの………ごめんなさい」
続く沈黙に耐えられず口を開く。
「ほんとに」と言った先輩に居たたまれない気持ちになった。



