「で、まだ見つからないと」 状況を説明すれば、急にその子を肩車した先輩。 急に高くなった視界に驚きつつも楽しくなったようで、きゃっきゃと声をあげて喜んでいた。 「ほら、早くお母さん探しなよ」 肩車しているのにも関わらず、軽々と歩いていく先輩。 私なんて、抱っこしようとしてもすぐ疲れちゃったのに…。 先輩と私のその差にどきどきしながらも歩き進めれば、お母さんはあっけなく見つかった。