ぱらぱらとめくれば、功希の姿は中学生の姿へと変わる。 学ランを着た功希はなんだか新鮮で、まだ幼いその顔に自然と笑みがこぼれた。 「わぁ、すごい………」 卒業証書を持った功希の学ランが乱れていることに、つい感嘆の声を上げれば、お母さまは声を上げて笑った。