「いや、でももしかしたら案外不細工だったりするのか?」


その言葉にピクリと織部さんの動きが止まる。


「お前、学年の超可愛い子に告白されたときも即フったらしいし、もしかしてブス専?」



笑いながらそう言った先輩に、俺は一人頭を抱えた。


やばいぞ、これ下手したら殴られるんじゃ……

いや、下手しなくても殴られる!!!


恐る恐る織部さんへと目を向けた俺は、目の前の光景に目を疑ってしまった。