一人になった家で、ごろごろとテレビ見たりパソコンしてみたり…。


いつも以上にぐだぐだとくつろぐ。



そして、夕方頃になって普段功希が帰ってくる時間になっても、家に功希がいないことに少しだけ寂しさを感じた。


なんだか家が広く感じる。


そんな気持ちを誤魔化すために、さぁご飯でも作ろうかな、とソファーから腰を上げれば、ピンポーンとインターホンの音が響いた。



「はい」

「宅急便です」


画面に映った段ボールに首を傾げる。

誰からだろう?お母さんかな?


「今行きます」と言い残すと、判子を手に玄関へと向かっていった。