「……え、何急に。別に何もないけど」
「そう」
聞いてきた割には、さして興味なさそうに返事をする。
聞いてきたのはそっちじゃんという文句よりも、これ以上追及されなくて良かったっていう安堵が勝った。
「あ、そーいえばこの前……」
そして、そのまま他の話題へと話を転換させた。
***
はっきりと事実が掴めないままの日々が続く。
あれ以来私の下着は無事だし、やっぱり私の思い違いだったみたい。
そう納得した私は頭の中からすっかり下着ドロの存在を忘れていたのだった。
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