私の意地悪な旦那様



「……っ、」


先輩との思い出が次から次へと浮かんでは消えていく。


どのくらいそうやってしていただろうか?

泣きはらしてすっかり目が腫れた頃、公園に誰かが入ってくる気配を感じて慌てて立ち上がった。



こんな酷い顔、誰にもみせられない。

俯きながら出口へと向かう。

入ってきた人とすれ違いそうになったとき、さらに深く俯いたのに、何故かすれ違うことはなく。


目の前で相手の足が止まったのが分かった。



「……ねぇ」


そして、その言葉に私の足もピタリと止まった。