なんで先輩の家から女の人が出てくるの!? それどころか、あの先輩のかすれた声、まるで寝起きみたいな……… 考えれば考えるほど心の奥が熱くなる。 それを耐えるかのように唇を噛みながら、私はひたすら走り続けた。 *** 「……こんなことなら来るんじゃなかった」 公園に辿り着いた私は、ぎーっと音を鳴らしながらブランコを漕ぐ。 まだ朝早い方だからか公園には人気はなく、それがいっそう私を寂しい気持ちにさせた。