「あー……彼氏じゃなくて、旦那な」 「え?」 目をぱちぱちとさせる相川の肩をポンと叩く。 「………飲み、付き合うよ」 「……おう」 明らかに肩を落とした相川を連れて、居酒屋へと向かう。 寝てだいぶすっきりしたため、次は相川に付き合ってやろう。 そして、ほどよく酔いが回ってきた頃、携帯を開いた俺は『次はないから』と書かれたメールを見ていっきに酔いがさめるのだった。