「おまえからよく出る、莉乃って人のこと気になって、つい」 「はぁ?」 どうやら、莉乃のことが気になった相川は、酔ってる俺に莉乃の家を聞き出して、俺を連れて行ったらしい。 そのときは、莉乃が俺の彼女だと信じて疑ってなかったそうだ。 「俺、散々否定したよな?莉乃は親友だって」 「……てっきり照れ隠しかと……」 「でも、莉乃さん彼氏いたんだな」そう呟いた相川は少し切なそうだった。