それから俺は先輩と一緒に練習をしている。


「伊月先輩、俺ゴール下得意なんですよ?」

俺は自慢してみる。

「そうなのー、なら入るようになったらリバウンドとか頼むねー」


ちょっとだけ頼られたのかもしれない。

「原田ー、やめようかー?」

先輩から終わりの合図を告げられた。


「あっつー、原田タオル」

////////////ドキッドキッドキッドキッ

無駄にエロい伊月先輩に胸がうるさい


「おい、タオル!手痛いんだから早く!」

「あっ、はい。左手大丈夫ですか?」


「大丈夫だよー、」


「あっ、やってるなー。里奈左手出して」

山口先輩?まだいたのか

「あんまり、無理するなよ?」

「してないよ」

山口先輩は、伊月先輩の左手をマッサージしている。

(なんだよ、山口先輩には素直なんだ。なんかムカつく)


「あっ、原田ー付き合って貰ってるお礼にこれあげる!」

マッサージを終えなにか持ってこっちに来た

「これは?」

「えっ?見て分からない?バスケのキーホルダー」

くれたのは、バスケットボールのキーホルダーだった。

「なかなかいいでしょ?ニコッ」

「////////////ありがとうございます」


伊月先輩の笑顔はヤバイ。