俺の、俺の席がない。 おかしい。そんなはずはない。 俺の席は、高柳の隣で香恋の前。 たしかそうだったはずだ。 ただ、そこにはすでに誰かすわ・・・。 ・・・。 「おーい。遅刻やんー」 「・・・」 「遅刻はいかんぞーしかも、新学期早々に」 「・・・」