転校か。




俺は、布団に入り、ふと考えた。




もうすぐ、この天井も、ここから聴こえてくる川の流れも、みんなとも会えなくなるのか・・・




行きたくないけれど、実際、少し楽しみもあった。




さて、この話をみんなにいつ、どうやって打ち明けようか。
それを考えていたら、いつの間にか眠っていた。




引越しの日、6月6日まであと1ヶ月を切っていた。