話によると、 相生のお母さんと北村先生が同伴するという条件の下、一回にある美術室を使わせてくれることになった。 美術室は、普通の教室を二つ分とったくらいの十分な広さがある。 文化祭の時は、映画の視聴部屋で使われることもあるくらいで、 遮光のカーテンもある。 暗くするには十分だった。 「よかったー!あとは、準備だけだね!お兄ちゃん!」 相生のお母さんの前で呼ばないで。 ほら、お母さん、ニヤニヤしてるし・・・