リビングのソファーに座る。 「ねえ、北村先生、なんて言っとった?」 「なんか、相生のお母さんにかわってくれって」 「そっかー。やっぱりダメなんかね?」 俺たちは相生のお母さんの電話が終わるのを待った。 そして、10分後、相生のお母さんがやってきて、 「6月4日の昼の2時からなら使わせてくれるって!良かったわね!」 なんと、話が通ったのだ。