ハートの形した花





2位の東條地区を楽々抜いていき、1位の鶴雅地区に迫るところ。
が、その瞬間、高瀬のスピードが落ちた。
というか、保っている。




こいつ・・・
まさか・・・




そして、常磐へバトンパス。




常磐も本来は速い。
速いのだが、抜こうとしない。




若干のスペースを保っている。
あいつの速さなら抜けないわけがないのだ。
それはつまり・・・




「お、常磐の奴、演出家やなー」




やっぱり、わざとか。