しばらくの沈黙のあと、住岡が口を開いた。 「・・・一つ、作戦がある」 作戦? 「ただ、これは成功するかわからんけん、今はみんなには内緒にしとくわ。とりあえず、みんなはどういう納涼大会にするかなんとなく考えといて」 5時の鐘と共に、俺たちはその日、解散することになった。