2人が、もう少し成長したらーーー 千尋に会える日も、そう遠くはないと思う。 急な坂道を下り、俺を包み込む風をカラダいっぱいに溜め込んだ。 振り落とされないように、しっかりと捕まった准の背中越しに見た景色。